塗装工事料金表 – 失敗しないリフォーム術2025.02.07

外壁塗装を考えるとき、費用がどのくらいかかるのか気になるものです。
建物の大きさや塗料の種類によって費用は変わり、足場の設置や下地処理なども必要になります。
適正な価格で工事をするためには、相場を知り、見積もりをしっかり比較することが大切です。
助成金や火災保険が使える場合もあり、工夫次第で負担を軽くすることもできます。
本記事では、外壁塗装の費用の目安や、費用を抑えるポイントをわかりやすくご紹介します。
外装塗装の費用とは?価格表と相場をチェック
外壁塗装の費用は、建物の大きさや塗料の種類によって変わります。
3価格には塗料代のほか、足場の設置費や高圧洗浄、シーリング工事の費用も含まれます。
費用の相場を知るために、以下の表を参考にしてください。
坪数 | 塗装面積(㎡) | 費用相場(円) |
10坪 | 約40㎡ | 20〜40万円 |
20坪 | 約80㎡ | 40〜70万円 |
30坪 | 約120㎡ | 60〜100万円 |
40坪 | 約160㎡ | 80〜130万円 |
50坪 | 約200㎡ | 100〜160万円 |
60坪 | 約240㎡ | 120〜200万円 |
外壁塗装の単価はどう決まる?
外壁塗装の単価は、塗料の種類や塗装面積、施工方法によって決まります。
耐久性が高い塗料ほど価格も上がり、シリコン系やフッ素系の塗料はやや高めです。
一般的に3回塗り(下塗り・中塗り・上塗り)が標準的な施工方法です。
塗料の種類 | 耐久年数 | 施工単価(円/㎡) |
アクリル系 | 3〜8年 | 1,000〜1,800 |
ウレタン系 | 5〜10年 | 1,500〜2,500 |
シリコン系 | 7〜15年 | 1,800〜3,500 |
フッ素系 | 12〜20年 | 3,000〜5,000 |
無機系 | 15〜25年 | 3,500〜5,500 |
長く住む予定があるなら、耐久性の高い塗料を選ぶと結果的にお得になります。
足場代や養生費はどのくらい?
外壁塗装では、安全に作業するために足場を設置する必要があります。
費用は施工費全体の約20%を占め、1㎡あたり600〜1,200円が相場です。30坪の住宅では、12〜18万円程度かかることが一般的です。
養生費は、窓やドアを保護するための費用です。
養生シートやテープを使用し、塗料の飛散を防ぎます。1㎡あたり200〜500円が相場で、30坪の場合は2〜5万円程度になります。
項目 | 単価(円/㎡) | 費用相場(30坪) |
足場設置 | 600〜1,200 | 12〜18万円 |
養生 | 200〜500 | 2〜5万円 |
高圧洗浄は本当に必要?
塗装前に高圧洗浄を行うことで、外壁の汚れや古い塗膜をしっかり落とせます。
高圧洗浄を省くと塗料の密着が悪くなり、塗装が長持ちしにくくなります。
特にカビやコケが発生している場合は、通常の高圧洗浄ではなく、専用の薬剤を使うバイオ洗浄を行うこともあります。
項目 | 単価(円/㎡) | 費用相場(30坪) |
高圧洗浄 | 100〜300 | 1.5万〜3万円 |
バイオ洗浄 | 200〜300 | 3万〜5万円 |
シーリング工事で雨漏りを防ぐ!
外壁の継ぎ目や窓枠の隙間には、シーリング材(コーキング)が充填されています。
シーリング材が劣化すると隙間ができ、雨水が侵入しやすくなります。シーリングの補修を行うことで、雨漏りや外壁の劣化を防ぐことができます。
シーリング工事には、既存のシーリングをすべて撤去して新しくする「打ち替え」と、劣化部分に上から補充する「増し打ち」があります。
打ち替えは1mあたり900〜1,500円、増し打ちは600〜1,000円が相場です。30坪の住宅では、10〜20万円程度の費用がかかります。
項目 | 単価(円/m) | 費用相場(30坪) |
打ち替え | 900〜1,500 | 10万〜20万円 |
増し打ち | 600〜1,000 | 6万〜15万円 |
屋根・付帯部の塗装費用について
屋根や付帯部分の塗装は、建物を長持ちさせるために大切です。屋根は、雨や紫外線の影響を受けやすく、定期的な塗装で劣化を防げます。
破風板や雨どいも、放っておくと傷みが進みやすいので、外壁と一緒に塗装すると手間が減り、家全体の見た目も整いやすくなります。
屋根塗装の相場はいくら?屋根材ごとの価格を比較
屋根塗装の費用は、屋根の材質や塗料の種類によって変わります。屋根は日差しや雨風の影響を受けやすいため、耐久性の高い塗料を選ぶと長持ちしやすくなります。
一般的な住宅では、スレート屋根の塗装が20〜40万円ほどかかることが多いです。ガルバリウム鋼板や金属屋根は耐久性が高いぶん、費用がやや高めになります。
屋根材 | 耐久年数 | 施工単価(円/㎡) |
スレート屋根 | 8〜15年 | 2,500〜4,000 |
ガルバリウム鋼板 | 10〜20年 | 3,000〜5,000 |
セメント瓦 | 10〜20年 | 3,500〜5,500 |
金属屋根 | 15〜25年 | 3,500〜6,000 |
破風や雨どいも塗るべき?付帯部の役割とは
破風板や雨どいも、建物を守る大切な部分です。破風板は屋根の端にあり、風や雨水の侵入を防ぎます。
雨どいは屋根からの水を適切に流し、外壁の汚れや劣化を防ぎます。これらの部分が劣化すると、建物全体の耐久性に影響が出ることがあります。
外壁や屋根と一緒に塗装することで、家全体の美観を保ちつつ、メンテナンスの手間も減らせます。
付帯部 | 施工単価(円) |
破風板 | 700〜1,000円/m |
雨どい | 800〜1,200円/m |
軒天 | 800〜1,500円/㎡ |
霧よけ | 2,200円/m |
戸袋 | 2,600円/枚 |
玄関ドア | 3,000〜4,000円/枚 |
足場代を節約するには?
塗装工事では、安全に作業をするために足場を設置します。費用は施工費の20〜30%を占め、30坪の住宅では12〜18万円ほどかかることが多いです。
足場代を節約するには、外壁塗装と屋根塗装を同時に行うのがおすすめです。
別々に工事をすると、その都度足場を組むことになり、費用が倍になってしまいます。
また、雨どいの修理やシーリング工事などもまとめて依頼すると、トータルコストを抑えられます。
項目 | 施工単価(円/㎡) | 費用相場(30坪) |
足場設置 | 600〜1,200 | 12〜18万円 |
メッシュシート | 150〜300 | 3万〜5万円 |
塗料の選び方!【価格と耐久性の面から比較】
塗料によって、価格や持ちの良さが変わります。手頃なものはこまめな塗り替えが必要ですが、長持ちする塗料を選べば、お手入れの回数を減らせます。
見た目の仕上がりや機能の違いもあるため、住まいに合ったものを選ぶことが大切です。
シリコン・フッ素・無機塗料の違いとは
外壁塗装に使う塗料は種類が多く、それぞれ耐久性や価格が違います。特に、シリコン・フッ素・無機塗料は耐久性が高く、住宅の外壁塗装によく使われています。
シリコン塗料は、価格と耐久性のバランスが良く、多くの住宅で採用されています。
フッ素塗料は、さらに長持ちし、汚れがつきにくいのが特徴です。
無機塗料は、紫外線や雨風に強く、塗り替えの頻度を減らしたい場合に適しています。
塗料の種類 | 耐用年数 | 施工単価(円/㎡) | 特徴 |
シリコン塗料 | 10〜15年 | 2,100〜3,500 | 耐久性とコストのバランスが良い |
フッ素塗料 | 15〜20年 | 3,500〜5,000 | 汚れがつきにくく、長持ちする |
無機塗料 | 20〜25年 | 3,500〜5,500 | 紫外線に強く、色あせしにくい |
外壁の色やツヤで価格が変わる?
外壁の塗装は、色やツヤの違いによって価格や仕上がりの印象が変わります。
明るい色は熱を反射しやすく、汚れが目立ちにくいですが、濃い色は紫外線の影響を受けやすく、色あせが早く進むことがあります。
また、ツヤの有無によっても仕上がりが変わります。ツヤありの塗料は光沢があり、汚れがつきにくいですが、ツヤ消しの塗料は落ち着いた雰囲気になります。
ツヤの種類 | 施工単価(円/㎡) | 特徴 |
ツヤあり | 通常価格 | 汚れが落ちやすく、耐久性が高い |
半ツヤ | 通常価格 + 5% | 適度な光沢で、バランスが良い |
ツヤ消し | 通常価格 + 10% | 落ち着いた印象だが、汚れがつきやすい |
塗装費用を抑えるコツとメンテナンス
外壁塗装の費用は、業者の選び方や工事のタイミングで変わります。
補助金や保険の活用、適切なメンテナンスを行うことで、長期的なコストを抑えられます。
見積もりの比較や施工内容の確認も、無駄な出費を防ぐポイントです。
業者選びで差がつく!自社施工と下請けの違い
外壁塗装の業者には、自社施工と下請け施工の2種類があります。
自社施工の業者は、自社の職人が施工を行い、品質管理がしやすく、トラブルにも迅速に対応できます。職人同士の連携が取れているため、仕上がりの安定感があるのも特徴です。
下請け施工の場合は、営業会社やリフォーム会社が依頼を受け、実際の施工は別の業者が担当します。
大手企業に依頼できる安心感はありますが、中間マージンが発生するため、費用が高くなることが多いです。また、施工業者と直接やり取りできないため、細かい要望が伝わりにくいこともあります。
どちらの業者にも良い点と注意点があります。見積もりを取る際には、施工体制を確認し、工事内容や対応力を比較することが大切です。
助成金や火災保険は使える?
外壁塗装には、助成金や火災保険が使える場合があります。
自治体によっては、住宅の維持や省エネ対策のために助成金を支給していることがあり、対象となれば10万円以上の補助が受けられることもあります。
ただし、申請には事前手続きが必要なので、早めに自治体のホームページなどで確認しましょう。
火災保険は、台風や雪などの自然災害で外壁が破損した場合に適用されることがあります。
ただし、経年劣化による塗装の剥がれなどは対象外です。申請には、被害の証拠となる写真や診断書が必要になるため、詳しくは専門業者に相談してみましょう。
見積もりの比較で失敗を防ぐ!
外壁塗装の見積もりは、業者によって金額や内容が異なるため、複数の業者から取り寄せて比較するのが大切です。
特に、塗装回数や使用する塗料、足場の設置費用がしっかり記載されているかを確認しましょう。
極端に安い見積もりには注意が必要です。必要な工程が省かれていたり、安価な塗料が使われていたりする可能性があります。
逆に、高すぎる場合は中間マージンが含まれていることも。施工を行う業者がどこなのかを確認すると、適正価格か判断しやすくなります。
保証やアフターサービスの有無も重要なポイントです。工事後の対応がしっかりしている業者を選ぶことで、長く安心して暮らせる外壁塗装ができます。
まとめ
外壁塗装の費用は、塗料の種類や施工の内容によって変わります。
見積もりを取るときは、塗装の回数や足場代、シーリング工事の有無などをしっかり確認し、総額だけでなく内訳も比較することが大切です。
助成金や火災保険を利用できる場合もあるため、事前に調べておくと負担を減らせることがあります。
長く快適に暮らせるように、安心して任せられる業者に依頼し、住まいに合った外壁塗装を実現させましょう。
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