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無機塗料とは?基本情報からメリット・デメリットまで徹底解説2024.05.31

外壁塗装で使用する塗料の中でも、高い耐候性や耐久性を発揮する塗料が「無機塗料」です。とはいえ、外壁塗装で使用する塗料のほとんどは有機塗料のため、「無機塗料を知らない」「無機塗料と有機塗料、どちらが良い?」といった疑問を持つ方も多いかもしれません。

今回の記事では、無機塗料の特徴や有機塗料との耐用年数や費用の比較、無機塗料のメリット、デメリットについて解説します。外壁塗装で無機塗料を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

無機塗料の基本情報

無機塗料の概要や特徴について解説します。

無機塗料とは

無機塗料とは、ガラスや石、セラミック、ケイ素などの無機物を主原料として作られた塗料です。外壁や屋根塗装に使用されている一般的な塗料はアクリル塗料やシリコン塗料、フッ素塗料といった樹脂成分が含まれる有機塗料がほとんどのため、有機塗料と比較すると認知度は低いかもしれません。

無機塗料の特徴

無機塗料は、有機塗料と比較すると耐候性や耐久性、耐用年数にすぐれているのが特徴です。有機塗料の主成分である樹脂成分は、太陽光に含まれる紫外線が当たると、分解される性質を持っています。そのため、有機塗料は長年紫外線にさらされると、塗料の塗膜が劣化し塗料としての性質も落ちてしまいます。外壁や屋根の塗料の性能を発揮させるためには、塗料の耐用年数に応じた塗り替えが必要です。

一方で有機塗料と比較するとアクリルやシリコン、フッ素といった有機物の含有量が少ない特徴があります。そのため、有機塗料と比較すると紫外線による劣化に強いため、耐候性や耐久性が高く、耐用年数も長めです。 外壁や屋根の塗装のメンテナンス頻度も少なくなるため、塗装の手間やコストを削減できる魅力があります。

無機塗料にも有機物は含まれる

無機塗料という名前が付いていますが、主成分に有機物がまったく入っていないわけではありません。無機物だけでは粘着性が出せないため、外壁や屋根に塗布してもうまく塗装できないことがあります。そのため、粘着性を持たせるために無機塗料にも有機物は取り入れられています。無機物と有機物両方で構成される塗料であることから、無機塗料は「無機有機ハイブリッド塗料」と呼ばれることもあります。

ただし、無機塗料の有機物の含有量の割合に明確な基準はありません。塗料の種類によって有機物の割合は異なります。 当然有機物の割合によって耐候性や耐久性、耐用年数に影響があるため、無機塗料の中でも慎重に塗料を選ぶ必要があります。

無機塗料と有機塗料の費用と耐用年数の比較

無機塗料と代表的な有機塗料の費用相場と耐用年数を以下に比較しました。

塗料外壁塗装単価(/㎡)屋根塗装単価(/㎡)耐用年数
無機塗料3,500〜4,500円5,000〜5,500円20〜25年
アクリル700~1,000円1,000~1,800円3~8年
ウレタン1,500~1,700円1,800~2,500円5〜10年
シリコン1,800~2,000円2,500~3,500円8〜15年
フッ素3,000~4,000円3,500~5,000円12〜20年

無機塗料は有機塗料と比較すると費用相場は高くなる傾向にあるものの、耐用年数は長くなります。 住まいに長期的に住むことを考えれば、塗料の費用は高いもののランニングコストは決して高くないと言えるでしょう。

無機塗料のメリット

無機塗料の持つさまざまなメリットを解説します。

耐候性が高い

無機塗料には有機塗料に含まれる樹脂成分の含有量が少ないです。雨や紫外線の影響による樹脂成分の劣化も少ないため、高い耐候性を発揮します。耐候性が高いことで長期間美しい外観や塗料の性能を保てるため、耐用年数も有機塗料よりも長めとなっています。

カビやコケが発生しにくい

通気性や日当たりの悪い場所の外壁や屋根には、カビや苔が発生することがあります。カビや苔は有機塗料に含まれている有機物を栄養にしているためです。カビや苔が発生すると、建物の外観が悪くなるだけでなく、塗料の性能も低下させてしまいます。たとえば苔の根から発生する根酸は酸性のため、アルカリ性である屋根のスレート瓦を劣化させてしまう原因となります。

無機塗料には有機物があまり含まれていないため、カビや苔が発生しにくくなるメリットもあります。美しい外観を保ちつつ、カビや苔による塗料の性能低下も防げるでしょう。カビや苔の発生に悩んでいるときにも、無機塗料が選択肢となります。

汚れが付きにくい

無機塗料は、有機塗料と比較すると静電気が発生しにくい性質があります。有機物には炭素が含まれていますが、無機物には炭素が含まれていないためです。静電気によるホコリやこまかい汚れなどが付きにくい性質も持っています。

セルフクリーニング機能がある

無機塗料には、表面に付いた水を弾くのではなく、なじませる親水性という性質を持っています。無機塗料は石やガラスなどの親水性のある無機物を主成分として使用しているためです。親水性によって外壁や屋根に汚れが付いても、無機塗料の親水性によって汚れが浮き上がった状態となります。雨が降れば外壁と浮き上がった汚れの間に雨水が入り込むため、一緒に洗い流してくれるセルフクリーニング機能を発揮します。

不燃性がある

無機塗料は鉱物やガラスといった、炭素をふくまない無機物を主成分としているため、燃えにくい特徴があります。万が一火災が発生しても、無機塗料の外壁なら被害の拡大や二次被害の発生する可能性を低くすることが期待できます。ただし、無機塗料にも有機物は含まれるため、まったく燃えないということではないのを覚えておきましょう。

無機塗料のデメリット

無機塗料にはメリットがある一方で、デメリットもあります。無機塗料を利用する前に覚えてきたい、無機塗料のデメリットを解説します。

塗料の価格が高い

有機塗料との費用相場比較で触れた通り、無機塗料はほかの塗料と比較すると価格が高い傾向にあります。ただし耐候性が高く耐用年数も長くなるため、外壁や屋根塗装の回数は減らせます。塗料そのものは高いものの、メンテナンス性を考えればコストパフォーマンスの良い塗料と言えるでしょう。

ひび割れがしやすい

無機塗料は有機塗料よりも樹脂成分の含有量が低いことから、塗膜が硬くなりやすくひび割れを起こしやすいデメリットがあります。万が一外壁にひびが入ってしまうと、無機塗料の塗膜もひびが入ってしまい、塗料としての性能が落ちてしまう可能性があります。

ひびの入りやすい材質でできている外壁や屋根への塗装には向いていないことを覚えておきましょう。

ただ、最近ではひび割れに強い無機塗料も出てきました。株式会社Reiでは無機塗料の中でもひび割れしにくい「ダイヤスーパーセランフレックス」を使用しています。柔軟性のある塗膜により、ひび割れによるリスクを軽減。こちらの塗料の使用許可を得るには講習の受講が必須で、兵庫県でもまだ一部の施工業者しか導入にしていません。ひび割れしやすい材質や箇所へ無機塗料の使用を検討しているときは、株式会社Reiにぜひご相談ください。

扱いが難しい

無機塗料は有機塗料よりも塗膜の伸びがなく、施工後も硬く固まりやすい性質があります。塗料の取り扱いが難しく、外壁塗装の仕上がりは職人の持つ技術によって左右されることを覚えておきましょう。無機塗料でも適切な手順や塗装方法で施工がされなければ、20年以上の対応年数があると言われているものの、5年程度で塗装がはがれてしまう、といったこともあるかもしれません。

無機塗料で外壁や屋根の塗装を依頼するときには、技術力の高い職人による施工が受けられる業者を選ぶことが大切です。

再塗装が難しい場合がある

無機塗料の塗膜は親水性を持っていることで、汚れが付着しにくいメリットがあります。ところが親水性によって新しい塗料が古い塗料に密着しにくく、剥がれやすくなるデメリットもあります。無機塗料の塗装面から再塗装をするときには、同じく技術力の高い職人のいる業者を選ぶことで、早期に剥がれ落ちてしまうことを防げます。

ツヤ消しができない製品が多い

無機塗料の製品には、ツヤ消しができないものが多いです。ツヤ消しの調整をしすぎると、塗りむらの原因となるため、塗料の機能が発揮できないことがあります。ツヤ消しの調整を行ったとしても3〜5分艶ほどまでと考えておきましょう。

有機塗料と無機塗料の違いまとめ

塗料メリットデメリット
無機塗料・耐候性が高い ・カビや苔が発生しにくい ・汚れが付きにくい ・セルフクリーニング機能がある ・不燃性がある・塗料の価格が高い ・扱いが難しい ・再塗装が難しい場合がある ・ツヤ消しができない製品が多い
有機塗料・塗料の価格の幅が広い ・ひび割れがしやすい ・再塗装がしやすい ・ツヤ消しができる・紫外線や雨水によって劣化する ・カビや苔が発生する ・汚れが付くためお手入れが必要 ・燃えやすい

外壁や屋根の材質や場所、重視したいポイントによって選ぶべき塗料の種類は異なります。適切な塗料の提案が受けられる業者を選ぶことも重要です。

まとめ:無機塗料外壁塗装で長持ちする家へ

無機塗料の概要や特徴、有機塗料との費用相場と耐用年数の比較、無機塗料のメリット、デメリットを解説しました。無機塗料は耐候性の高さや耐用年数の高さから、外壁や屋根の塗装頻度を減らしたいとき、カビや苔の発生を抑えたいとき、お手入れの手間を省きたいときなどに選択肢となるすぐれた塗料です。性能が高い分外壁や屋根の塗装施工には、高い技術が求められます。信頼できる職人と適切な塗料の提案が受けられる業者を選ぶことをおすすめします。

神戸市西区を中心に、兵庫県全域で外壁塗装を検討しているときには「株式会社Rei」をぜひご検討ください。自社施工ならではの品質の高い外壁塗装を適正価格でご提供しております。一級塗装技能士によるプロの品質での外壁塗装を行っておりますので、無機塗料での外壁塗装の際にも、ぜひお気軽にご相談ください。