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フッ素塗料で外壁の美しさ長持ち!特徴を徹底解説2024.04.01

住宅の外壁塗料をできるだけ長持ちさせたい、と思っている方の選択肢となるのが「フッ素塗料」です。フッ素塗料はほかの塗料よりも高い耐久性を誇るため、外壁の美しい仕上がりを長持ちさせられます。

けれどもほかの塗料よりもやや費用が高くなるため「フッ素塗料とほかの塗料どちらの方がお得か知りたい」「フッ素塗料は具体的にどのくらい持つ?」といった疑問を持つ方も多いかもしれません。

今回の記事ではフッ素塗料の特徴やメリット、デメリットとともにフッ素塗料とシリコン塗料、アクリル塗料との比較、フッ素塗料の最適な塗り替えタイミングや条件について解説します。

フッ素塗料とは?特徴と耐久性を徹底解説

フッ素塗料とは?特徴と耐久性を徹底解説

フッ素塗料の特徴外壁塗装時具体的に発揮する特徴
耐久性・耐候性・紫外線に強い
・雨水に強い
・酸化に強い
・温度変化に強い
親水性・低摩擦性・外壁に付いた汚れを雨が洗い流す
・汚れが付着しにくい
耐摩耗性・外壁の光沢が長持ちする
耐薬品性・酸性雨に強い
防藻性・防カビ性・藻やカビが付きにくい
耐熱性・紫外線の熱による劣化がしにくい

高い耐久性や対候性を持っているため、一般住宅の外壁や屋根、車庫のシャッターといった紫外線による劣化の激しい場所に多くもちいられています。ほかにも大型の建造物、航空機、調理器具など紫外線のダメージや熱、汚れなどから内容物を守る用途でフッ素塗料が活用されています。

また、フッ素塗料に使用されているフッ素樹脂にはおもに「3フッ化型フッ素樹脂」と「4フッ化型フッ素樹脂」の2種類があります。3フッ化型は紫外線に弱いため、耐久性は4フッ化型の方が高いです。そのため一般的な合成樹脂を主成分としているフッ素塗料では、「4フッ化型フッ素塗料」がもっともグレードの高い塗料と言えるでしょう。

フッ素塗料のメリット

フッ素塗料のメリットを順に解説します。

外壁塗装が長持ちしやすい

フッ素塗料は、前述通り耐久性や対候性に強い性質を持っています。そのため紫外線による劣化に強く、ほかの外壁塗料よりも塗装が長持ちしやすいのがメリットです。一般的なシリコン塗料の耐用年数が10年程度であるのに対して、フッ素塗料の耐用年数は15~20年にもなります。

外壁塗装の頻度を少なくできるため、メンテナンスコストも抑えられるでしょう。

美しい外観が維持できる

フッ素塗料はすぐれた耐摩耗性も発揮します。外壁の光沢が長持ちするため、住宅の美観を保てるのもメリットです。汚れやカビ、藻もつきにくいため、いつでもきれいな外壁を保てます。

フッ素塗料のデメリット

フッ素塗料にはメリットだけでなくデメリットもあります。知っておくべきフッ素塗料のデメリットを順に解説します。

塗料のコストが高い

フッ素塗料はすぐれた性質を持っている分、ほかの塗料よりも高い傾向にあります。シリコン塗料の一般的な相場と比較すると、フッ素塗料は1.6倍ほど高めです。ただし塗料は高くなるもののメンテナンスの頻度は少なくなるため、メンテナンスの回数考えれば大きく費用が上がってしまう、ということはありません。

再塗装がしにくい

フッ素樹脂は、水に溶けやすい、混ざりやすい性質である親水性を持っています。フッ素樹脂の持つ親水性によりフッ素塗料の表面にはうすく水の膜が張っている状態となるため、汚れがついても雨水によって洗い流され、いつでもきれいな表面を保てるメリットがあります。

ただし、フッ素塗料の親水性によって古い塗料との密着性が悪くなり、再塗装が難しい場合があります。フッ素塗料の外壁を塗り替える場合、密着性を高めるために適切な下塗り塗料を選ばなければいけません。

ひび割れを起こしやすい

フッ素塗料は塗料自体が硬いため、ひび割れを起こしやすいデメリットがあります。とくにサイディング外壁の継ぎ目に使用するコーキングとフッ素塗料は相性が悪く、そのまま塗装してしまうとコーキング部分にひび割れが発生しやすくなってしまいます。サイディング外壁へフッ素塗料を使用する場合、ひび割れを防ぐための施工が必要です。

フッ素塗料とシリコン塗料・アクリル塗料の比較

フッ素塗料とシリコン塗料、アクリル塗料との費用と耐用年数を比較しました。

 無機塗料フッ素塗料シリコン塗料アクリル・ウレタン塗料
価格3,500~4,500円/㎡3,000~3,500円/㎡2,000~2,500円/㎡1,000~円/㎡
耐用年数15~20年10年5~7年

フッ素塗料は一般的なシリコン塗料と比較すると、価格は高くなるものの耐用年数も長くなります。アクリル・ウレタン塗料は価格が安いものの耐用年数が低く、現在ではあまり使用されていません。

フッ素塗料使用時の最適な塗り替えタイミングと条件

フッ素塗料の最適な塗り替えタイミングは、耐用年数である15~20年が経過したときです。特に外観で変化がない場合でも、15~20年ほどが経過したら塗り替えを検討しましょう。

また、以下のような外壁に劣化が見られるときには点検やメンテナンスをおすすめします。
・外壁の色あせ
・チョーキング
・塗料の膨れや剥がれ
・ひび割れ
・シーリングの劣化

外壁塗装のタイミングやタイミングを見極めるポイント、見積もりについては以下の記事で詳しく解説しています。

まとめ:フッ素塗料を使った外壁塗装は澪塗装へ

フッ素塗料の特徴やメリット、デメリット、ほかの塗料との比較やフッ素塗料の塗り替えタイミングや条件を解説しました。フッ素塗料はほかの塗料よりも価格は高いものの、すぐれた対候性や耐久性を発揮するため、美しい外観や外壁の機能が長く維持できます。

フッ素塗料にもいろいろなグレードがあり、性能や価格が異なります。自宅の外壁に適したグレードの塗料を選ぶことが重要です。澪塗装では、完全自社施工により職人が直接お客様と打ち合わせをさせていただきます。ご自宅の外壁の状態に適した塗料を選ぶのはもちろん、高い品質の施工を適正価格でご提供しております。

はじめての外壁塗装の際にも、ぜひお気軽にご相談ください。